ただ仕事を一途に。

見習いは一所懸命、仕事をおぼえるわけです。
木を見て、道具を見て、仕事ぶりを見て、技術を盗むわけです。

ですから、新聞・雑誌を読むことは一切禁じられてました。
建築の本を読むこともいかんといわれてました。

ただ仕事を一途にやれ、余計なことに気を遣うなということですな。

こうして仕事を覚えていくんです。
教えるほうも、教わるほうも必死でしたな。

出典:木から学べ 法隆寺・薬師寺の美

著者:西岡常一