今日は、社員食堂の洗い場にはいってました。
ぼくらの食堂の洗い場は、
飲食スタッフだけでなく、
他部署のスタッフもはいって
みんなで回してます。
提供する数に対して、
飲食スタッフの数が少ないのですが、
みんなで支え合って、
みんなの食事・まなかいを守っているのです。
しかし、今日はまかないを食べたあと、
ちょっと用事があり、
ほぼ洗い場へ入れない…、
5分だけしか…。
ということで、
「洗い場、5分だけで申し訳ないけど、
入らせてもらいまーす」
と言って、入っていくと、
飲食スタの女の子から、
「ありがとーーう!
その5分をみんなが繋いで
くれてるおかげで、
食堂はまわってまーーす!!」
と、元気な声が返ってきました。
そのときは、少しキョトンとして、
時間もなかったので、
すぐに洗い場に入らせいただきましたが、
とても大事なことを教わったような気がしました。
どこかで、自分は、
多くの時間や大きな力でしか、
ひとの役に立てない
と思ってることに気づきました。
こんな小さなことやっても、無駄でしょ…、と。
でも、その小さなことを繋げていくことで
たしかに、この食堂は回っている。
僕は日々、プログラムを書いていますが、
コンピュータの偉人、
チャールズ・バベッジや、アラン・チューリング、ジョン・フォン・ノイマン…、
彼らのような天才が残したものを
凡人の自分があつかって、
いったいなにか意味があるのか?
いったいなにを後世にのこせるのか?
と、思うこともあります。
しかし、
凡人の自分にもできること、
それは、彼ら(天才)の意思を受け取り、
それを次に繋ぐこと。
なのかな、と思いました。
「コンピュータが、人間の可能性を広げる」
と、信じた彼らの意思を。
法隆寺が、1400年間守られ、
現在へと残り、
そこで使われる飛鳥大工の技法を、
宮大工 西岡常一(つねかず)が受け継いだように。
伝教大師 最澄の死後から1200年間、
比叡山延暦寺の不滅の法灯が
途切れず、現代まで受け継がれているように。
歴史のなかの偉業には、
それを、
千何百年と、繋いできたひとたちが
たしかに存在している。
天才になれなかった全てのひとたちへ(「左ききのエレン」的な笑)
歴史を学ぼう。
本日も、ありがとうございました!