DRM・仕組み化・自動化。令和は『ITの進化の刻(とき)』にある。

はじめまして!松井です。

僕は現在、フリーランスでITエンジニアをやっています。

僕がエンジニアとして、
毎日、システムを開発していて感じるのは、

「ITは進化の刻(とき)にある」

ということです。

そして、
Twitter、ブログ、YouTube、ステップメールにも、
進化の刻(とき)がきています。

ITエンジニアが考える、IT化が進んだ日本の未来

僕は日々、ツール開発やシステム開発を行いながら、

人間でなくてもできるような作業は、
どんどん機械やシステム、仕組みに任せて、

人間には、人間らしいことをたくさんやってほしい。

そう思い、今日もパソコンに向かっています。

 

そんな毎日、IT化の発展に携わる僕ですが、
いつも気になるのは、

「僕らが発展させていったITがどんな未来をつくっていくのか」

ということです。

 

ITの発展は、(一見、)世の中を豊かにしてきました。

いま、手のひらでスマホを眺めれば、
世界中のあらゆる情報・サービスにアクセスできるようになりましたし、

Amazonでポチれば、簡単にモノが手にはいり、

UrberEatsでポチれば、暖かいご飯が座ったまま届き、

YouTubeでポチれば、あなたを楽しませてくれる音楽や動画を提供してくれる。

そんな(一見、)快適な世の中になっているようにも思います。

 

ところが、そんな一方で、

スマホやIT機器にふれることが増えたことで、
コンピュータ的な思考のひとが増えたのも、事実です。

これは、あまり嬉しいことではありません。

 

まず、コンピュータ的な思考とは何か? というと、

一言で言うなら、

それは、「ゼロイチ思考」的な考え方のことです。

 

「ゼロイチ思考」は、

実績、スキル、結果などの
アウトプットされる値の大小だけで、ひとや情報に優劣をつけるような

考え方のことで、

(一時的でも)業績が良ければ、それが偉く、
業績が悪ければ、それはダメなやつで、

高いスキルを持っていれば、それが偉く、
そのスキルがないなら、ダメなやつ。

偉い人が言っていることは、正しく感じ、
その他は、一応は聞くけど、別に信じようとはしない。

といった機械のように、1つの値の大小でしか(0と1でしか)、
モノゴトを判断できない(しようとしない)考え方のことです。

 

ITが発展したことで、
そういった機械のような、AIのような考え方をする人間が増えています。

 

このことについて、医師で解剖学者である
養老 孟司(ようろう たけし)先生はこんなことを言っています。

 

「将来、AIが人間並みの思考力をもつようになるとしたら、

それは、AI技術の発展によるものではなく、

人間の思考が、AIのようになっていくことで実現される」

と。

 

「ひとの性格は、普段あなたが関わるひと、5人の平均値の性格となる。」

みたいなことが、時折言われますが、

スマホやIT機器にふれることが増えたことで、
コンピュータ的な思考が、人間にうつっていくのには、頷けるものがあります。

 

特に、毎日パソコンに8時間以上むかっており、
ひと1倍IT機器に触れることの多い
ITエンジニアには、「ゼロイチ思考」となりがちなひとは多いです。

(ちなみに、ITエンジニアは、ひとの人格の判断を、
プログラミング技術のレベルや、給料の高さ低さだけでしがちです。
過去の僕はそうでした…。※もちろん、そうでないひともいますよ!)

そして、このITエンジニアに起こっている
この「ゼロイチ思考」は、未来の日本の縮図でもあるように思います。

自動収益を生むインターネットビジネス

昨今のインターネットビジネスの発展には、凄まじいものがあります。

ITの発展が、インターネット上で、ビジネスをし、
お金を稼ぐということを(容易に)可能にしました。

しかも、自動で収益を生むメソッドも開発されています。
(無論、なんの努力もせずに稼げるものではありませんが。)

それは、

TwitterなどのSNSを自動化し、顧客リストを集め、
その顧客へ自動的にメールを送り、セールスをかけ、売上をあげる

といった、「自動化する仕組み」をつくる手法です。

 

僕はその手法を勉強して、
1年間ほど、

Twitterやったり、ブログやったり、メルマガやったりと、

仕組みづくりをしていましが、
まんまと「ゼロイチ思考」におちいってました。

僕は、

「価値が高い情報 = 成功者が言っている情報」

「価値が高いふるまい = 成功者がしてるふるまい」

「価値が高い肩書 = 成功者がしてる肩書」

だと思い、

成功者の発信をとにかく、真似していました。

 

まずは、とにかく知識に投資して、
そのあとは、そこで学んだことを、
ブログ記事にしたり、メルマガにしたり、セミナーで話したりする。

そのようなことを、1年間近くやっていましたが、
ビジネスとしての成果は出ませんでした。

 

僕が、成功者の真似ばかりしていたのは、

自分自身が考えたことには、価値はない、
だから、自分の考えを発信するなんて価値がないと思い

と、ひとえに、
僕自身への自信のなさの現れだったようにも思います。

 

そして、どこかで感じていたのは、
僕が、このまま成功者の真似をずっとしていったとして、

仮にうまくいったとしても、
それってその成功者のコピーが生まれるだけなんじゃないか? ということです。

 

そして、

(成功者のコピーである)僕がまた別のコピーを生んで、
そのまたコピーが別のコピーを生んで、
そしてそのまたコピーのコピーが別の……と、

こんな同じことの繰り返しであるなら、
自分がいまやっている苦労って、なんなんだろう…?

自分の人生は、誰かのコピーのためにあるのか?
と、思うと、疑問でした。

 

そんなモヤモヤした疑問が具現化されたのは、

インターネットビジネスの発信者の交流会に参加したときでした。

 

それは、

すごいおっとりした優しい感じの女性から、

「ネットビジネスする時だけ、
無理に、オラオラ系のキャラを演じるのが辛い…」

といった声を聞いた時です。

ビジネス成功者の真似をすることで、

(情報発信で、)その女性の方、自身の良さが消えてしまっていて、

これって、すごい本末転倒だと思いました。

 

そして、案外、そういう人は多くて、

成功者の真似をすることで、
発信すること自体が苦しくなっていたり、

(収益化という面では)成功しているのに、
周りに誰も自分を理解してくれるひとがいなくて、
気が病んでしまうひとも、多いという話も聞きました。

(成功者の真似という、偽りの自分を発信して、
その偽りに集まったひとが周りにくるわけですから)

 

僕自身が、成功者の真似ばかりして、
そして、それが正しいと思っていましたが、

いざ、他の人が同じように、
そのひと自身の個性を潰して、成功者の真似をしているのをみると、

それって、すげーーもったいないと、思ったんですよね。

 

そして、このままでは、あかんと、思いました。

少し、変な言い方にはなりますが…、

僕は、もっと人間には、人間らしくあって欲しいと思うんですよ。

もっと自分らしく、個性的であってほしいというか…。

というのも、僕は、大学時代、
アメリカンフットボールをやっていたときから思ってるんですけど、

人間って、すげぇーパワーをもっているんですよ。

「力こそパワー」アメリカンフットボールから学んだこと

僕は、大学時代、アメリカンフットボールをやっていました。

僕は、大学4年のときには、主将になるくらい、
のめりこんで、アメフトをやっていたのですが、

そのなかで、もっとも魅了されたのは、

「人間の根本的なパワーの凄さ」です。

 

もちろん、体重100kgちかい人間がぶつかり合うのだから、
物理的なパワーも凄まじいのですが、

僕がもっとも惹かれたのは、

「人間の生命力、可能性、意思力」

といったパワーの強さです。

 

僕は、アメフトを通して4年間
(社会人リーグを入れれば、7年間)、

様々なフットボーラーに会ってきましたけど、

人間って、まじすげぇ、と思ってます(語彙力を失ってしまうくらいに)。

 

特に、

高校時代まで囲碁・将棋部だった僕の後輩が、

大学1年でアメフトをはじめて、

それからものの2年で、
東海リーグ選抜に選ばれるような選手に急成長したときは、

まじで、人間ってすげぇ可能性の塊だな…。

と、しみじみ感じさせられました。

ほかにも、

僕の先輩には、35歳になっても、
僕よりも俊敏に体を動かし、力強いひともいるし、

43歳を超えても、
いまだに、アメフトの現役選手を続けるひともいます。

 

どこかで、ひとって自分の限界を勝手に決めつけていて、

「いまから、新しいことをはじめたって、
そんなん成功できるわけないじゃん…」

とか、

「いろんなことに挑戦できるのは、
学生時代や若いうちまでで、
歳をとったら、そんなことはしてられない」

とか、思うことがあると思います。(僕はありました)

 

しかし、

そんな思い込みを、ぶっ壊していくのが、

「人間の真の魅力」

だと、僕は思っています。

 

機械やITや成功法則は、
ルールや規則が決まった範囲(限界のある範囲)
では、強力なツールですが、

やっぱり、その先に行くためには、

「人間力の覚醒」が必要だと思うんですよね。

そして、仕組みやITは、その補助にすぎない
と、僕は思います。

仕組み化・IT化の本質

いままで僕がITエンジニアとして、
システム開発に携わってきてよく思うのは、

仕組み化(IT化)の本質は、

「人間のサポートにある」

ということです。

 

どこまでいっても、
機械には、人間のサポートまでしかできません。

単純作業を機械に任せて自動化するにしても、

情報伝達を機械に任せて自動化するにしても、

その出発点には、人間の力が源にあります。

 

自動化とは、

人間でなくてもできる単純作業を機械(仕組み)に任せ、

人間は、人間で、

人間にしかできないことにコミットするためにある

と、僕は考えています。

 

だからこそ、

(インターネットビジネスの話のように)
その人間らしさを拡張するための、自動化で、
その人間らしさを失っていては、

本末転倒だと思うのです。

 

僕は、ITエンジニアであるからこそ、
IT化も好きですが、

人間らしさあふれるひとは、もっと好きなんです。

 

だって、

無個性で、人間味の薄い
どこかできいたような話を聞くよりも…、

そのひとに熱い志があって、

その志に向かって、苦労や葛藤、挫折しながからも、

一歩ずつ前に進んでいこうという話であったら、

僕はその話を、ぜひ! 夜通し聞かせてもらいたいし、

そういう話が、インターネットを通じて世の中に広まったら、
その情報に、勇気づけられるひとって、結構、たくさんいると思うんですよね。

 

別に、

高いお金を払って学んだ知識でなくても、

上手く行ったことや、成功した話でなくても、

情報発信で届けられる価値・思想・意志って、もっとたくさんあります。

そんな、それぞれの個性や、
人間味あふれる話を発信していくことで、

「稼ぐ」という道もあると思うんですよ。
(もちろん、稼ぐこと自体がゴールではありませんが)

そして、そうあるべきだと、僕は思っています。

 

仕組み(機械)は、
どこまでいっても人間のサポートしかできません。

Twitterも、ブログも、YouTubeも、ステップメールも、

知識も、ノウハウも、テクニックも、

それらは、人間の熱がなきゃ、ただのBitデータの塊です。

 

もちろん、
仕組みをつくるノウハウや知識は必要だし、
理解を深めておく必要があります。

しかし、この「仕組み」に、
熱い「想い」や「願い」をこめるのは、

人間にしかできないことだと、僕は思います。

人間の人間による人間のための・・・。

ここまで散々、偉そうなことを言ってきましたが、
正直、ITが発展した未来なんてものは、僕にはよくわかりません。

ただ、それでも、

インターネットを通じて、多くのひとに影響を与えられる
情報発信という技術やメソッドは、素晴らしいモノだと、僕は思っています。

 

情報発信というのは、

未来の新しい常識を作り出すくらいの、凄まじいパワーをもっている

と、僕は思っています。

 

だからこそ、
個性あふれる人間味のある発信が増えてほしいのです。

そして、

自分らしく生きるひとのコピーが生まれ、
それぞれのひとが、自分らしく生きられるようになっていったら
そんなに嬉しいことは、ほかにありません。

 

なので今後、僕は、僕で、(ITエンジニアらしく、)
そんなひとたちの情報発信をサポートできる

「ツール開発」

をしていこうと思っています。

 

ツイートの反応調査や、記事のリサーチなど、
探索や集計は、機械の得意分野ですから。

大量のデータ探索や収集は、ツールにお任せしちゃって、

その自動化によって生まれた時間は
(そのデータをもとにしつつ)、

ブログ記事の構成を練ったり、

発信内容をより深めるために、勉強したり、

お客さんへの直接サポートを充実させたり

していけると、
自然とそのひとの個性が生きてくると思うんですよね!

 

現在、ツールは開発中で、
また公開できるようになったら、Twitterやブログで告知しようと思っています。

いち早く告知を知りたい! という方は、
こちらのメルマガに登録しておいてもらえると、最速で告知されます。

最後に

現在、IT技術は、進化の刻(とき)にあります。

1940年、

ジョン・フォン・ノイマンによって、
現在のコンピュータの基本設計となる理論が開発されてから、

現在まで、約80年間、

その80年間の多くの時間は、
専門家や研究者、一部のオタクだけによって使用され、

コンピュータは、

「計算機」

としての役割を担ってきました。

しかし、現在、その役割は変化しつつあり、

コンピュータは、多くの人に使われるようになったことで、

「生活を支えるサービス」

としての役割を大きく持つようになりました。

これは、
手のひらサイズのコンピュータを世界中に広めた
スティーブ・ジョブズの偉業によるところが大きいです。

このITをとりまく環境の変化なよって、

IT業界では、その変化に対応した
プログラミング言語や、設計思想が、日々、議論されています。

このIT普及の流れは、
今回の新型コロナウイルスの蔓延で、さらに加速しています。

それに伴い、

インターネットビジネス・情報発信の在り方にも、
「進化が必要な刻(とき)」がきていると、僕は思います。

現在が、変化の激しい令和の時代であり、

IT技術の進歩によって、便利になった時代だからこそ、

ITと、人間の関わり方は、考えていかないといけないと
僕は、思っています。

では、今日はこのへんで。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!