こんにちは、松井です。
前回の吉見の話では、
「なぜ2、3年目は仕事がつまらなくなるのか?」
というテーマについて話しました。
(前回の話は、こちらの記事で話しています。
>> どうして 2、3年目って、仕事がつまらなくなるのだろう?)
まずは、前回の話に対して、
前ちゃんからコメントをもらったので、そちらの紹介からしていきます。
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昨日、企業に研修してて、そんな話題になったわ。
新しいことに挑戦している時って
脳に刺激あってわくわくするけど、
慣れてワクワク無くなってくるよねって話してた!
俺も転職してやること変わってるけど、
仕事の本質は変わらないよなって思ったよ!
「新しいこと=ワクワク」
であれば転職し続けるしかないから、
イメージは
「新しくできることが増える
= 同じ仕事でも新しい仕事に変えることができる
= ワクワク」
って話したなぁ。
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そうなんですよね。
「刺激というのは、一時的なもの」です。
確かに、
(全く別ジャンルの)新しいことを知った時
というのは、とても楽しい気持ちになります。
それは、とても刺激的でしょう。
そして、
「自分、成長してるなぁー!」って実感も大きいでしょう。
しかし、
その時は新しい知識であっても、
しばらくすれば、あたりまえの知識となるので、
さらに楽しい気持ちが欲しくなった時は、
また別のジャンルのことを知りにいくしかなくなります。
そのような刺激を求めるのであれば、
前ちゃんの言うように、
「何度も転職をくりかえす」ことと
なるのかもしれません。
でも、
大切なのは、前ちゃんの言うとおり、
〉新しくできることが増える
〉= 同じ仕事でも新しい仕事に変えることができる
この部分ですよね。
「同じ仕事でも新しい仕事に変えている」
例として、
僕がよく行く食堂のご飯は、
毎度いくたんびに、美味しくなっています。
そこは、僕のいるコミュニティが
運営している食堂なのですが、
調味料ひとつとっても、
めちゃくちゃこだわって作ってくれています。
聞いた話によると、
醤油ひとつとっても、
十数種類以上を組み合わせて使っていて、
自分たちのつくりたい料理を再現しているそうです。
それだけでも、はじめ聞いた時は
「え?!! そんな何種類も使ってるの???!!」
と驚きましたけど、
またそれだけでなく、
いまでも、(十分に美味しいのに)
もっとこの料理に合う醤油はないかと、
さらに、20種類以上の醤油を取り寄せては、
自分たちの作りたい料理に合う醤油がないか、
試し続けているそうです。
ちなみに、
僕は特に、肉豆腐が好きなのですが、
マジでこれが超うますぎます。
それでも、次の週にいくと、
もっとうまくなっているのだから、ヤバヤバです。
醤油 ひとつとっても凄いですが、
それ以外にも お客さんが楽しく食べられるように
さまざまな工夫がされています。
同じ飲食店という仕事の中であっても、
お客さんに自分たちの料理をより
良い形で提供するために、
様々な研究がされています。
世間一般的には、
「新しいことを知ること = 広い知識を知ること」
だと思われがちですが
自分の業種を、
〝より深く知ること〟という新しさもあるように思います。
僕のいるコミュニティでは、
「〝できる〟〝できない〟というのはそもそもない。」
という話をされたことがあります。
先ほどの話であれば、
〝 完璧な肉豆腐を作れることはない〟ということです。
常に、
「まだまだ まだまだ!」という姿勢で、
いまある肉豆腐を少しでもおいしくなるために、
もっとおいしくする方法はないか??
と試行錯誤しています。
コミュニティメンバーが
少しでも料理を通してエネルギーを補給できるように。
そして、
〝自分はできる〟と思っている
その背景には、
〝傲慢さ(ごうまんさ)〟が隠れている
といいます。
そして、その思い込みは「天狗への道」となります。
もちろん、
やれる事が一つ増えたと言って喜ぶことは良いことだし、
その活気は、次のエネルギーとなっていきます。
しかし、そのエネルギーが高まった時に、
「まだまだ まだまだ!」と次のステージを目指すか、
それとも、現状に満足してしまうのか?
それは、
このあと〝天狗の道〟へ進むののか、
〝神の道〟へ進むのかの、分かれ目です。
僕も最近は、
自分の出来る範囲の中でしか
行動できていなかったところがあります。
この記事を書いていて、
改めて初心を振り返る機会となりました。
「まだまだ まだまだ!」という精神を持って
自分の仕事に向き合っていきます。
では今日はこのへんで。
ありがとうございました!