【反省の話】食堂のテーブルでの過ごし方。

今日は反省の話。

僕は普段、社員食堂でご飯を食べているのですが、
そこではスタッフはもちろんのこと、
僕らが運営している大学受験塾の塾生も一緒にご飯を食べています。

なので、食堂のテーブルでは、塾生も交えて話すことも多いです。

そこで今日、話題は、
学生時代にしていたアルバイトの話になりました。

そこでの反省の話です。

 

スタッフの1人が、
学生時代に「ガスト」でアルバイトをしていた
と言うことを話していた。

田舎のガストだと言うこともあってか、
そこでは、なぜか新人のアルバイトが
常連のお客さんたちから
そっけない態度をとられたり、
舐められた態度を取られることもあったと言う。

だから、ちょっとの失敗をすると
すぐにお客さんから怒られたり、
ダメ出しをされたり、文句をつけられたり
したことが、しょっちゅうあったそうだ。

でもでも、真摯にそういう注意を受け止め、
日々日々改善していくよう努めていたところ、
ある時から、その常連さん達は、自分の味方になってくれるようになった。

他のお客さんに対して、
そのスタッフがミスをして
怒られていたときに、

常連さんの1人が、
「そんなことで怒らなくてといいんじゃない?」
と、たしなめてくれたことがあったそうです。

 

そういった出来事を通して、
「場に貸しを作っていくこと」の大切さを
塾生に伝えていました。

日々日々、場に貸しを作っていくことで、
場から応援されるようになる。

ということを、伝えていました。

 
 

そして、ここから、反省。

そのスタッフの姿をみて、
自分が、普段から、

塾生に何かを伝えよう、
何か学びになることを話そう、

という姿勢が、
全然とれてなかったことに気づかされました。

 

話しかけられたり、相談されたりしたときには
いつも話していたけれど、

自分から話しかけて、

◦そのテーブルの空気を盛り上げよう
◦少しでも、なにかを伝えていこう

という気持ちは薄かった。甘かった。

そんなことに気がされました。

 
 

リクエスト&レスポンス。

それは、コンピューター処理の基本
なのだけれど、
めっちゃ機械的な行動。

コンピュータは、外から求められたことに、
答えを返すだけ。
自発的に、なにかを変えようとは、しません。
(コンピュータに勝手に動かれても困りますが笑)

そんな行動を自分がしていたなと、
反省しました。

 

最近、小林秀雄◦岡潔の対談本「人間の建設」
という本を読んでいて、
このような文章が耳によく残っています。

「ベルグソンは若い頃に、こういうことを言っています。

 問題を出すということが1番大事なことだ。

 うまく出す。
 問題をうまく出せば、即ちそれが答えだと。

 この考え方は大変おもしろいと思いましたね。

 今、文化の問題でも、何の問題でもいいが、
 ものを考えている人が
 うまく問題を出そうとしませんね。

 答えばかりを出そうと焦っている。」

 

これを聞いて、

僕はひとから話しかけられたことや
相談されたことには、
一生懸命答えていたけれど、

特に話題がない時、

◦どうやったら、この場が盛り上がるだろう?

◦このメンバーなら、どんな話題がいいだろう?

◦どんな話題だったら、みんなの仲が深まるのだろう?

などといった問題提起は、
ちっともできていなかったなと反省しました。

 
 

自ら問いを出す。

これは案外、
人間にしかできないことなのかもしれません。

コンピューターが高性能だと、誤解される
1つの要因は、
ひとに求められたことをやっているだけ
だからだと思う。

何かに挑戦すれば、失敗もあるのが常だけれど、
コンピューターはそんな事はしない。

リクエスト&レスポンス。

挑戦するのは、人間の方で、
コンピューターはそれに答えているだけ。

 

かくいう
僕もそんな機械的な思考になってしまってました。

ひとから言われることだけをやって、
無駄に自発的な行動は取らない方が
変な減点は無いし、

ひとに、いい格好ができます。

そんな状態に甘んじてしまってるように思います。

 

そんな置きにいった日々でいいのか?

そんな安牌な生き方で、いいのか?

ほんとにそれで、
その瞬間瞬間を生ききれているのか?

と、これから日々、自分に問うて、行動していきます。

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!