ゆとり世代の異常に発達した能力。

「他人の正解に自分の言動や行動を置きに行くことを続けると、自分の正解が段々わからなくなる。」

 

こんにちは、ゆとり世代のひでです。

ゆとり世代、ゆとり世代、と、
やたら揶揄されがちな、我らゆとり世代ですけど、

どうやら、学力に重きを置かれなかった分、
いままでの世代とは、別の能力が伸びているそうです。(岡田斗司夫さん曰く)

この岡田斗司夫さんの説、妙に納得感があるのが嫌なのですが、
正直、かなり当たっていると思います。笑

というのも、

〝ゆとり世代が育った時期〟っていうのは、
〝インターネットが発展していった時期〟と重なっていますから、

LINE、Twitter、などのSNSでのコミュニケーションで、
人間関係をつくっていく術が伸びたようです。

 

さて、

ゆとり世代がもつ異常に発達した能力。

それは、「感化される能力」、

なんとなく周りのひとの意見にあわせて、
察するように、その意見に自分も合わせていく能力

だそうです。

 

もしかしたら、あまりピンとこないですかね?

よく言えば、協調性がある。悪く言えば、自我が薄い。
って感じですかね。

岡田斗司夫さんの説明で、僕が妙に納得できたのは、
ゆとり世代の「YouTubeのコメントの見方」の話です。

とはいえ、
「いや、自分がどんな風にコメントをみてるかなんて、思い出せねーよ」
って、ひともいるかもですけど。

 

ゆとり世代は、

YouTubeでコメントをみている時に、
自分の気持ちを言語化してくれてるコメントを探し、安心する傾向にある。

コメントの中に、
自分と同じ意見を探して、「そうそう」ってなることを見つけて、少しホッとする。

と、岡田斗司夫さんは説明してました。

 

僕は、これ、すげえ心当たりありました…。笑

YouTubeのコメントに限らず、

Twitterやインスタグラム、ブログなどを見るとき、
ついつい自分の気持ちと同じような意見を探してるなー

と、思います。

で、自分と同じような(他人の)意見をみつけて、

「ああ、よかった…。おれもこういう意見もっててもいいんだ…」

と、ホッとする。みたいな。

あるあるです。

 

というか、
これって、ゆとり世代の特徴的な能力だったん?って感じです。

みんな、そうだと思ってました。笑

 

とはいえ…、

これに、振り回されている自分もいるな、ってことにも気づかされました。

 

というのも、

自分の気持ちの代弁者探しを繰り返しているうちに、

「自分自身の気持ちがどんどん分からなくなっていってしまう」

と思うのですよ。

 

いまやスマホ1つで、
どんな情報も手にはいり、どんなひととも簡単に繋がれる時代。

情報の渦から、日々、影響をうけます。

好きなYouTuberの動画をみて、

「このひとがおすすめしてる商品良いな!」とか、
「このひとみたいな生活スタイル憧れるな!」とか、
「こんなふうなひとたちに囲まれたいなあ」とか

思うじゃないですか。

これにより、

<インターネット> → <共感> → <自分の気持ち>

という流れで、
自分の気持ちが決まることが増えてきている、と思ってます。

 

どんどん自分の気持ちが〝外発的になっていく〟とでもいうのでしょうか。

SNS上の知らない人のコメントの羅列をみて、
一喜一憂してるうちに、

はじめは、自分の気持ちの代弁者をさがしていたつもりが、
だんだんと、他人のコメントに反応して、それが自分の気持ちになっていく、

みたいな。

そんな感覚を、僕は感じます。

 

もちろん、共感することが悪いとは思いませんが、
極端に、代弁者さがしに偏ることには、注意です。

 

というのも、

代弁者さがしを繰り返しているうちに、
いまの自分の気持ちが、

自分「発」の気持ちなのか、
他人の意見「発」の気持ちなのか、分かんなくなって、

「あれ…? 結局、おれがホントにしたいことってなんだっけ?」

と、虚無感に襲われることが、時折あります。

 

これ、正直、ズーーーーンと凹みますね。

なにやっとんねん、自分…、的な。

とはいえ、
そのたび思い知らされるのは、

「自分の気持ちは、自分で決めないといけないな」

ということです。

 

自分の気持ちの代弁者といっても、所詮は、他人の意見ですから。

 

どれだけインターネットで、
職業や立場がぜんぜん違うひとたちと繋がれるようになったとて、

現実世界で生きていくのは、「自分自身」。

 

うけとった情報にそのまま反応するのではなくて、

自分の理念をもって考えた上で、
どう反応するのか決めていく必要があると思っています。

 

つまり、

<インターネット> → <共感> →(トレース)→ <自分の気持ち>

ではなく、

<インターネット> → <共感> → <自分の理念> → <自分の気持ち>

としていくべきなのかな、と。

 

それを踏まえた上で、僕は、

自分がやりたいから、ブログを書き、

自分がやりたいから、セミナーを開き、

自分がやりたいから、仕事をしていきます!

 

まあ…、

とはいっても、
気持ちがブレることはきっとまたあるので、

そのたびに「自分の気持ちに原点回帰」しようと思います。笑

 

では、今日はこのへんで。

ありがとうございました!