本当に欲しい情報がGoogle検索で出ない理由【答えは、〇〇力】

 

こんにちは。

ひでです。

先日、大学時代の先輩と
「アフィリエイト」について話していた時に、
ふと思ったことがあるので記事にしていきます。

ところで、

みなさん「アフィリエイト」ってご存知ですか?

アフィリエイトは簡単に言うと

「ある商品をだれかに紹介して、
 その商品が売れると、
 その商品の企業から紹介料がもらえる」

っていう制度です。

で、この先輩、「アフィリエイト」のこと知らなかったんですね。

「アフィリエイト」って、
ブログやってるほぼ全員が知っている知識なので、
先輩が知らないことに驚きました。
まあ、その先輩はブログやっていないので、
当然かもですが。

ただ、この先輩もアフィリエイトのようなものを
やりたいと思っていたんですよ。

しかし、僕も誰かから教わったとかではなく、
Google検索でアフィリエイトのことを知りました。

で。ここで思ったんですけど、

いまって誰でも同じようにぐぐれるのに、
そこに情報差があることに違和感を感じませんか?

ちなみに、この先輩は、
アフィリエイトのようなものを知りたいと
思っていたのに辿りつけていなかった。
というのが今回の肝です。

そして、ちょっと考えてみたのが、
「いまの情報社会って、めちゃ情報あるけど、
 必ずしも欲しい情報を得られてないんじゃね?」
ってことです。

シンプルに考えたら、たくさんあるんだから、
欲しい情報が得られるはずじゃないのか。
と思いますよね。

しかし、そんなこともなさそうです。

少し、たとえ話をします。
ホテルのバイキングのスープバーを
想像してください。

ホテルのモーニング。

バイキングには、トーストや目玉焼き、
ウインナーなどが並ぶ中、
そのひと区画にスープコーナーがあります。

そこにはだいたい、

コーンスープ、
トマトスープ、
コンソメスープ、
わかめスープ、
味噌スープ

くらいの5種類くらいのスープがありますよね。

そのなかから、
あなたが気に入ったスープを選んで、飲むわけです。

これが、
「たくさんあるんだから、
 みんなが好きな情報得られるじゃん」
の状態です。

コーンスープが好きなひとは、コーンスープを。
わかめスープが好きなひとは、わかめスープを
飲めばいいわけです。

すべてのスープを見比べたうえで、
一番自分が好きなものを飲む。
これが欲しい情報が得られているっていう
状態ですよね。

しかし、現代の情報量は、
ひとつのキーワードに対して、
5種類程度の情報量では済みません。

もっともっと×1000 莫大な量の情報が
このインターネット上には溢れかえっています。

スープで例えるなら、

コーンスープ、
トマトスープ、
コンソメスープ、
わかめスープ、
味噌スープ、

にのみならず、

クラムチャウダー、
トムヤムクン、
サンラータン、
ミネストローネ、
ポトフ、
ボルシチ、
モロヘイヤスープ、
ブイヤベース、
ポトフ、
ガスパチョ、
グヤーシュ、
カスエラ、
チキンスープ、
チリコンカーン、
ガンボ 、
オニオンスープ、
ツヴィーベル・ズッペ、
アイントプフ、
グーラッシュ、
ブイヤベース、
アクアパッツァ、
ガスパチョ、
ソパ・デ・アホ、
ソパ・デ・ペドラ、
フォンデュ、
など
など
など
など
など
など
など

もっともっともーーっとあります。

これだけあると、
きっとホテルのバイキングのひと区画には収まらず、
ばらばらの場所に分けて設置されるでしょう。

そして、
あなたはそのばらばらになった内の一部をみるか、
いろいろな場所を回ってみるかして、
ひとつのスープを選んで、飲むわけです。

そして、あなたが飲んだそのスープ、
ほんとにあなたが一番求めていたスープですか?
っていう話です。

とりあえず目の前にあったから、飲んだ。
いくつか見た中で一番ましだったから、飲んだ。
誰かが飲んでいるのを見て同じように、飲んだ。
友だちがおすすめしていたから、飲んだ。

この状況というのは、
すべての情報をみることができないから、
限られた情報のなかで、
自分が一番納得できる情報を選んでいるにすぎない、
といえます。

ここ数年でいっきに発達したインターネット技術。

インターネット自体はもっと前からありますが、
ブログやYouTube、SNSなどのサービスが整い、
個人の発信力が急速に強まったのはここ数年です。

大量の情報がネット上にあふれて、
誰でも情報を得ることが出来きる現代。
ここでたしかに言えることは、
情報格差が起こっているということです。

現代では、飛び交う情報量が多すぎて
一人一人が見て判断できる範囲が
限られてしまっているのです。

つまり、
得られる情報の選択肢がたくさんあり、
そこから上手に情報をとってきているひとと、
そうでないひとでの差が、
今回いっている情報格差の正体です。

Google検索では、1つのことを調べるだけで
5万とサイトが出てきます。

情報量が限られていれば、
そのすべてを見比べて、
自分が欲しい情報と、いらない情報を
仕分けていくことができますが、
現代では自分が欲しいと思って
でてきた莫大の情報のなかで
必要かどうか仕分けていく必要があります。

そのなかで自分が欲しい情報を得るには、
自分がなにを欲しいと思っているのかを
正しく知らないと、その情報は得られません。

これだけ情報がたくさんあると、
なんとなくで、自分の欲しい情報がまいおりてくる
なんてことはないんです。

また、たとえ話をすると、

あなたがおしゃれな家具を買って、
その家具を組み立てるのに、
ドリルが必要だと思ったとします。

そうなったら、ドリルがほしい!っていって、
「ドリル おすすめ」で検索しますよね。

でも、あなたが欲しいのはホントにドリルですか?
っていう話です。

ホントにしたいのは、
あなたが買ったおしゃれな家具を組み立てるのに、
役立つ道具なわけであって、
それがドリルでなくてもいいですよね?

もし、指パッチンしたら家具が組み立てられるなら、
それでいいわけです。

このように「ドリル おすすめ」で検索したひとが、
指パッチンで家具が組み立てられる、
という情報を知ることはないでしょう。

家具を組み立てるのにドリルが必要だ、といって、
指パッチンの仕方を調べるひとは
いないですからね。

すごく極端な例ですが、
このようにGoogle検索って自分が明確にほしい!
と思っている情報は手に入りますが、
意識下でしか欲しいことがわかっていない情報は
手に入りません。

顕在的に欲している情報は手にはいりますけど、
潜在的にほしいと思っている情報は
手に入らないってことです。

なので、このありすぎた情報のなかから、
ほんとに自分が欲しい情報をさがすためには、
「自分がなにをホントに欲しているのか思考する力」
が必要になります。

「自分はいまドリルがほしいけど、
 何のために必要なんだっけ」

「おしゃれな家具を組み立てるために、
 どうしたらよいのか」

「そもそもおしゃれな部屋をつくるために、
 おしゃれな家具は必要なのか。
 それよりも。いま部屋にある不要な家具を
 捨てる方が大事じゃないのか。」

って、これでは、
また変な方向に話が進みそうですね。

以上、Google検索では
「あなたがほしいと認識できた情報しか手に入らない」という話でした。

では。ばいやい。

追伸。

僕は普段エンジニアやっているのですが、
エンジニアの仕事って業務時間の約7割くらい
は、Google検索してるんですね。
(盛ってますがあながち間違ってないです)
そのときでも、「ググり力」の個人差は出ます。

やはり優秀なエンジニアは、
「ググり力」が圧倒的に強いです。

僕が前いた会社の先輩なんて、
めちゃくちゃ「ググり力」が高くて、
欲しい情報をバシバシみつけて、
あっという間に問題解決しちゃいます。

まるで魔法のようでした。

じゃあ、
この「ググり力」の正体っていったい何なのか
って考えた時の僕の結論が

課題解決能力

です。

もう少しいうと、

問題を細分化して、
どこがいま問題なのかを明確にして、
ピンポイントで解決できる力。

ピンポイントといっても、
問題解決方法の推論をいくつかたてて、
順番につぶしていくって感じです。

問題を言語化できる能力ともいえるかもしれません。

と、最近、部下が7人になったエンジニアは
思うのであった。

ググれる子は強い。

では。

ばいやい。