松井のプロフィール

こんにちは。

フリーランスでITエンジニアをやっている
松井英之と申します。

僕は、日々、
「人間が、より人間らしい活動に集中できるように」
コードと文章を書いて、生活しています。

 

僕は、IT やプログラムが好きで、
いまの職についているわけですが、

僕が本当の意味で好きなのは、

人間の可能性や魅力を、拡張・具現化していくのを

お手伝いすることにあります。

 

プログラミングというのは、

人類が長い歴史のなかで積み上げてきた
哲学や、学問、思想などを、

コンピュータの力を借りて、
(仮想の)現実世界へ表現させていくものです。

僕は、そのような言葉にならない想いを、
(プログラミングコードなどを用いて)言語化していくことに、

やりがいを感じています。

 

 

それは、ひと、ひとり分の人生をみても同じです。

 

ひとというのは、

同じように、人生を送っているようでも、

ひとりひとりを見てみると、

考え方や、性格、思想、
それぞれが背景にもつ事情など、

全く別々のものを持っています。

 

僕にとって、パソコンにむかって、カリカリと、
何時間もプログラミングするのが、どれだけ楽しいことであっても、

パソコンに向かうのが、
吐き気がするくらい嫌いなひともいるし、

 

仕事をするにしても、

自分がバリバリ活躍したい! というひともいれば、

自分が活躍することよりも、
周りのひとをサポートすることのほうが、

心地よく感じるひとも、います。

 

僕が目指したいのは、

そのような、

ひとそれぞれの違いを
活かし合うことができるシステムを

IT をもってして、実現していくことです。

 

 

僕がそう思うようになったきっかけは、
ちょっと変な話ですが、

僕が小学校1年生の頃、

図工の時間に書いた絵にあります。

 

 

その絵のタイトルは、

「ぐるぐる太陽 デカデカ太陽」。

その絵には、 画用紙いっぱいに
8個の太陽の絵が描かれていました。

 

赤く燃える太陽、青く燃える太陽、黄色く燃える太陽。

それら、8個の太陽は、
それぞれ炎の色や、炎の渦の巻き方が違います。

僕は8人家族だったので、
父や母、兄弟たちなど、それぞれの色で太陽を描いたのです。

 

この絵を見て思うのは、

人はそれぞれ、違った特徴の色を持つということです。

 

何が得意なのか?

何をしてるときが、楽しいのか?

何に、しあわせを感じるのか?

当然ですが、それらは、ひとそれぞれ違いますよね。

 

そして、

自分にとっての当たり前が

自分をより活かし、周りの人をより輝かせることも
できるのではないか

と思っています。

 

これは、まだまだ小さい頃の戯言(ざれごと)でしか
ありませんでしたが、

それは、その後、思わぬ形で体現されることとなります。

 

それは、僕が大学へ進学したときに訪れた

アメリカンフットボールとの出会いです。

 

 

僕は、それまでも、野球やサッカーなど
ずっとスポーツをやってきていましたが

そのなかでも、最も熱中したのはアメフトでした。

大学4年生の時に、
部員100名のチームの主将を務めるくらいには、熱中してました。

 

では、なぜそんなに僕がアメフトに熱中したかと言うと

アメフトでは、

それぞれの個性が最も生きるポジションで活躍し
互いに協力しあって、勝利を目指す

その、一体感が、心地よかったのです。

 

それまで僕は、

自分を主張するというのは、

どこか自分勝手な行為であり、
チームの和を乱す行為

だと思っていました。

 

だからこそ、

周りのひとの顔色をうかがって、
自分の意見をいわず、
周りにあわせたことばかりを言っていました。

自分を我慢し、周りに合わせる

というのが、
チームの調和を作るものだと思っていたのです。

 

しかし、アメフトは、僕のその概念をぶち壊しました。

アメフトでは、

自分の個性が 最も活きることに
全力を捧げることで

それが自然と、チームの ためとなります 。

 

周りのために、
自分を我慢し、周りに合わせるのではなく、

周りのために、自分ができる最大限のことをやる。

そういった生き方があることに、

僕は、アメフトを通して出会えたのです。

それは、僕の人生のなかでは、〝革命的な出会い〟でした。

 

 

アメフトは全員が、スーパースターであるスポーツです。

スーパースターというと、
目立って活躍する

というイメージがあるかもしれません。

しかし、そういう意味で言っているのではありません。

 

たしかに、

アメフトの試合 を見ていて、
やはり 目立つのは 、

ボールを持って走り、

タッチダウンして、得点をとる選手です。

 

とはいえ、

目立ってチームを盛り上げることを含めて、
それが彼の役割なだけであって、

別に、目立ってるからといって、

彼が、エラいというわけではありません。

 

走るやつのために、守るやつがいて、

投げるやつのために、かばうやつがいて、

そいつらのために、水を汲んでくれる人がいて、

チームのために、声を枯らしてくれる人がいる。

 

人前に出て活躍したい人もいれば、

裏で こっそりと、人を支えることが、

心地よい人もいる、っていうだけです。

 

別にそこに、

上下とか、

優劣とか、

なんてものはなくて、

それぞれが自分として輝くなかで、
それぞれの色で周りを照らし、

互いに活かし合って、勝利を目指す。

 

同じ熱い志をもち、

互いに助け合い、庇い合い、補い合い、

支え合い、活かし合う。

それが、最強のチームのカタチだと、僕は思うんですよね。

 

 

僕は 現在、その大学を卒業して、IT業界で 活動しています。

そういった活動の中で、僕が夢見ているものは、

先ほどいったような
アメフトでの最強のチームのカタチを

社会人バージョンでも作れないかな? ということです。

 

そこで、

アメフトでの考え方を、
社会人バージョンにして、やるならどうしたらよいだろう?

と考えたときに、出た

1つの結論は、

それぞれが、
各業界の常識を発信していくことで

他業種で、それを生かすようなカタチが
つくれないだろうか?

ということです。

 

例えば、

僕にとって、プログラミングができるのは当然です。

プログラミングなんて、
ちょっと勉強すれば、誰にでもできるよー、と思っています。

同じように、

営業ができるひとは、
営業なんて、誰にでもできるよー、といいます。

しかし、僕が営業をやったら、

きっとシンドさのあまり、数日寝込むと思います。

 

自分にとっての当たり前も、他人にとっては当たり前でない、ということです。

それはつまり、

自分にとっての当たり前も、
届ける相手にとっては、とてもありがたいものである、

ともいえます。

 

僕が目指したいのは、そういった

自分が天然できるような
当たり前のことを、

それが当たり前でないひとへ、おすそ分けしていくような

そんな〝当たり前の循環〟をつくりたいのです。

 

令和の現代、ITというのは、本当に進歩しました。

それは、エンジニアである僕も強く実感しております。

 

しかし、

現代の IT の発展や
インターネットでのビジネス系の情報発信を見て
思うのは

「IT化 すれば、便利になる 」

「DX 化すれば、仕事の効率が上がる」

「仕組み化すれば、楽に稼げる」

と言った

どこか IT 任せな ものばかりに
なっているように思います。

 

SF映画を見ていると、

ITが発展した未来というのは、

AI によって人間が支配され、冷たく暗い未来となる

みたいな話がよくあります。

 

〝AIが人間を支配するようになる〟

というのは、
正直、あまり現実味はないのかもしれません。

 

しかし、

人間が、IT に頼りっきりになり、

手軽さや、利便性を追求するなかで、

人間が本来もっている
〝あたたみ〟や〝いつくしみ〟の心が

消えていってしまうのであれば、

その映画のような、冷たく暗い未来となる

というのは、
現実的にも、そう遠くない未来のように感じます。

 

しかし、そのようなITの発展は、

僕としては、本望ではありません。

 

僕は、

IT が発展して便利になったからこそ、

人間は人間で、
より人間らしい事に注力できる

と、思うんですよね。

むしろ、

そうならなくては、

人類としての本質的な発展にはならない、と思っています。

 

そして、僕の思う、

〝人間らしいこと〟

というのは、

太陽のような心を持ち、

自分の炎の色に気づき、自分の心を燃やし、自分を輝かせ、

そして、

周りの人も輝かせていける、

そういった生き方をしていくことだと、思ってます。

 

 

コンピューターが発明されて、わずか80年。

コンピューターは、そのほとんどの期間を
〝計算機〟としての役割を担ってきました。

しかし、この十数年間で、

僕らの〝生活の一部〟を担うようになりました。

 

そんなIT化が進んだ現代だからこそ、

人と人とが繋がり、人間はより人間らしく生き、

IT と 人間が、相乗効果を生むような世界となっていってほしい。

そのように、僕は思っています。

 

そして、同じ想いをもち、

より人間らしく生きたい人たちと、人生を共にしていきたいのです。

 
 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

 
 
 

> あなたもいつか、プログラマーを辞めるときがくる。